ここでは「ご近所に挨拶をする」という前提で、「引越しの挨拶をどこまでする?」という話を進めていきます。また一戸建ての場合とアパートやマンションとでは、話が変わってきますので、こちらも分けて話を進めます。
なお、最近は「あえて挨拶しない」という風習がありますが、この記事では「ご近所に挨拶をする」という前提で話を進めていきたいと思います。

一戸建ての場合
一般的に一戸建ての場合、挨拶する範囲は向こう三軒両隣(向かい側の3軒と左右2軒の合計5軒)と言われています。
しかしながら住宅密集地になりますと、向かい側だけでなく裏側の3軒も近いので、こちらも考慮し合計8軒の方が良いかもしれません。
アパート・マンションの場合
一般的にアパート・マンションなどの集合住宅の場合、上下左右と向かい側の5軒(または向かい側2軒の合計6軒)と言われています。
もちろん1階や最上階、角部屋になりますと、軒数が少なくなります。
ここでいう向かい側とは同じ集合住宅内での向かい側という意味です。
つまり、向かい側が存在する場合とは、部屋の玄関前(部屋の入り口のドア前)に集合住宅内の通路があり、その通路を中心に左右に部屋がある場合のことを意味します。
逆に言えば、その通路の片方が屋外に面していれば、向かい側は存在しません。
その他の注意点
●回覧板を回していく制度がある住居エリアでは、回覧板を回していくメンバー全員に挨拶しておいたほうが良いです。
●お子様の学校関係者を含めますと、挨拶するエリアが広がりますが、その土地ごとの風習や慣習のようなものがありますから、具体的なことを挨拶と共にご近所に尋ねてみるのが良いでしょう。
●アパート・マンションの集合住宅が、会社の社宅、学生寮などとして利用されている場合、挨拶するエリアが広がります。具体的な挨拶する範囲については、社風や校風に依存しますので、周りとあわせると良いでしょう。